【原町チャレンジ教室で「詩吟教室」スタート!】

昨日10月27日金曜日、放課後の授業の一貫として「詩吟教室」がスタートしました。

集まった小学生は3名。1年生の女子Aちゃん、3年生の男子K君、女子Kちゃん。

今回講師は米持旦理さんと私の二人で担当しました。

原町チャレンジ教室はこちらの学校に

お子さんが在校、卒業されたお母さまにより運営されています。

今回、講師米持さんには着物姿で授業を担当してくれました。

目黒区小学校300人と「詩吟」を吟じる!

こちらのイラストは男性・女性もはかま姿ですが

女性の場合は、振袖や訪問着等の着物が正装となります。

コンクールやお正月やお祝いの時に着ることが多いです。

地域コンクールや普段の練習の時の服装は自由です。

こちらは9月19日に全校集会で

300人の全校生徒と吟じた「富士山」の歌詞です。

最初、教室に入ってきた子供たちは照れて目を合わせてくれません(笑)

最初、米持講師に全曲を吟じて貰います。子供たちは驚きの表情

実際に目の前でマイクを使わず、地声で響く吟を聞くのは初めてなのです。

私たち講師陣、子供達との距離をじわじわと詰めていきます。

「言葉が難しくて分からない」とK君。

この歌詞の意味を説明し、一緒に読んでいきます。

子供たちに歌ってもらいます!これが又何と…

一人ずつ子供の声の高さを確認してから

実際に歌ってもらいます。

3年生のKちゃんから「歌詞の横についている線や〇、」はなあに?」と

良き質問です!

んかくの文字はせよりも高く、この線の歌詞は同じ高さで歌います。

3行目のごとくごについている「ご」の」は鼻濁音といって

鼻にかけて歌い、としは「ご」の音より下げて歌います。

これが詩吟のアクセントと言われるものです。

子供たちは詩吟特有の

「母音を回すのが出来ない」と言っていましたが

全く初めてにも関わらず歌えるようになりました。

今回、担当のお2人のお母さまたちに助けて頂きます。

一人で歌うのは恥ずかしいとひるむ子供たちに

「寝転んで歌ってみようか?」

と驚きの方法を提案して下さいました。

子供たちは、5時間の授業を終えて疲れていますから

集中力が持たないのは当たり前なのですよね(笑)

さすが現役のお母さまたちは子供の心理を熟知されてます。

子供達との時間は約40分ほど。

最後に皆で並んでしっかり「富士山」を歌ってくれました。

詩吟は子供から大人まで同じ方法で練習しますが

子供達にとって詩吟の言葉は難解です。

子供たちの透き通った声はとても美しく

詩吟の旋律はすっと入るようです。音感の良さは現代の子供達ならではです。

富士山の歌詞の高低を手を使って素読したところ

たった1度だけでマスターしてしまう呑み込みの良さは

大人には真似が出来ないなと感心しました。

次回の詩吟スクール開催は

12月8日と15日の金曜日を予定しています。PM14時半から

平安時代から続く「日本文化」の詩吟を

楽しく伸び伸びと学べるように

講師陣も工夫を重ねていきたいと思いますので

奮ってご参加下さい!